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参加校の7割がリピートする、ユニクロ・ジーユー発!“届けよう、服のチカラ”プロジェクトとは!? [PR]

参加校の7割がリピートする、ユニクロ・ジーユー発!“届けよう、服のチカラ”プロジェクトとは!? [PR]

ユニクロ、ジーユーを展開する株式会社 ファーストリテイリングが全国の小・中・高校と共に取り組む“届けよう、服のチカラ”プロジェクト。

2013年に始まったこのプログラムは、これまで4,315校、延べ47万人の子どもたちが参加し、店頭での回収と合わせて5,000万着を超える服が難民や国内避難民などのもとへ届けられています。

このプログラムを運営するファーストリテイリング サステナビリティ部の山口さんに、プログラムの背景と取り組み内容、またプログラムを通して児童・生徒に起こる変化について聞きました。

写真:山口 由希子(やまぐち ゆきこ)さん
山口 由希子(やまぐち ゆきこ)さん
株式会社 ファーストリテイリング サステナビリティ部
ビジネス・社会課題解決連動チーム


身近な服が社会貢献のきっかけに


おかげさまで、このプログラムは今年で12年目を迎えます。2023年度は全国から744校にご参加いただきました。実は、そのうち7割の学校が前年度からの継続で、本当にありがたく思っています。「◯年生でこのプロジェクトをやる」と決めて、毎年ご参加いただいている学校もあるんですよ。

学校、地域、企業と世界をつなぐ 自分と社会問題がつながる実感

“届けよう、服のチカラ”プロジェクト 活動フロー


【STEP1】 ユニクロ、ジーユーの社員による授業 <2024年6〜8月>
ユニクロ、ジーユーの社員が講師となり、実際に学校を訪問して、またはオンラインで授業を行います。私たちはなぜ服を着るのかという問いをきっかけに、服にはどのようなチカラがあるのかを一緒に考えていきます。

世界の難民の状況や回収した服の活用法などを、写真や映像も交えてお伝えします。生徒の皆さんに、なぜこのプロジェクトが必要なのか、また自分たちにもできる社会貢献があることを知るきっかけをつくります。

STEP2】 生徒たちによる、校内、地域への子ども服回収の呼びかけ <授業実施後>
いつ、どこで、どのように呼びかけることで子ども服を集めていくか。生徒がアイデアを出し、実行に移していきます。校内放送や全校集会で学校内に呼びかけたり、近隣の小学校や幼稚園、商店街を回ったり、学校ごとに特色ある自由な発想で回収への協力を募ります。

STEP3】 子ども服の回収と発送 <2024年11月>
回収方法にも、取り組み校ごとにさまざまな工夫が発揮されます。集まった子ども服を仕分けし、段ボールにつめて、指定の倉庫に発送します。その後、倉庫で選別や梱包が行われ、世界の難民のもとへ届けられます。

STEP4】 ユニクロ、ジーユーから生徒へ報告 <2025年1月>
実際に難民キャンプに社員が出向き、衣料を難民の方々へ届ける様子をフォトレポートにまとめ、各学校へお送りします。レポートは、校内はもちろん、ご協力先への活動協力の感謝と成果の報告に活用いただいています。特に優れた取り組みを行った学校は、2月に開催する“届けよう、服のチカラ”アワードで表彰します。

中学生の部で最優秀賞を受賞した、草津市立松原中学校の2人の生徒にインタビュー


中学2年生 入口 和奏(いりぐち わかな)さん、中学2年生 坂井 彩希子(さかい さきこ)さんにお話を聞きました。


私たちは、中学2年生全員でこのプロジェクトに取り組みました。最初に“届けよう、服のチカラ”プロジェクトについて先生から聞いたときは、どんなことをやるのかあまりよく分かっていませんでした。でも、ファーストリテイリングの方から、服のチカラや難民問題について聞いたり、プロジェクトに取り組んだりするうちに、だんだんと本気になっていきました。

服のチカラや難民について学んだあと、私たちは校内だけでなく、地域の人にも子ども服の回収を呼びかけるために、回収ボックスやポスターを作りました。それを先生たちに見せると「いいものを作ったね。でも、地域に置いてもらえるようお願いするために、連絡するのも自分たちなんだよ」と言われ、私たちは「先生がやってくれるんじゃないんだ…」と正直不安な気持ちになりました。自分から地域の人に電話をかけて訪問をするということは、これまでやったことがなかったからです。

初めての挑戦でしたが、地域にあるさまざまな施設に何度も交渉を続けた結果、最終的には15カ所に回収ボックスを設置していただきました。あるチームは、地元のラジオ局にメールを送ったところ、快く引き受けてくださり、服の回収を呼びかけるためにラジオ出演をさせていただきました。


プロジェクトを進めていくうちに、私たちの本気度はだんだんと増していきました。大きな理由の一つが、このプロジェクトでは、自分たちで考えて行動する必然性があったからだと思います。校内や地域の人に知ってもらうため、本気で活動に取り組む仲間を見て、ますますやる気が高まり、気がつくと多くの人に声を掛け、巻き込んでいました。このことから、中学生の私たちでも世の中に影響を与えられるんだと、強く実感しました。知らない大人と話す機会が多く、気づいたら先生から「大人と対等に話せていてすごい」と褒めてもらえたこともありました。

今回、自分たちの力を実感したのは、服を集めるときだけではありません。自分たちの服が、実際に難民の人たちの手に届いている写真を見せていただいたときは、簡単には会いに行けない遠い場所に住む人たちの手に渡っているという実感が湧き、世界の役に立っているという手応えを感じました。また、ファッションや文化に対する関心を国を越えて共有できた感覚もあり、海外の人たちとの距離がすごく縮まったような気持ちになりました。

今回のプロジェクトを通じて、たくさんの人と力を合わせることで、より大きなことができると学びました。一人で考えていたら出てこなかったアイデアも、みんなで考えたから生み出すことができました。貴重な経験ができた私たちだからこそ、今後は自分たちの取り組みを全国の人と共有したり、失敗を恐れず、どんどん新しい挑戦をしたりしていきたいと思います。

参加の申し込みはこちらから。申し込み締め切りは、4月15日(月)まで。


〈取材・文:先生の学校編集部/写真:竹花 康〉